【S19最終138位 R2035】堀裕子のポニテ=黒バド説
さわんごです。
S19シングルで最終レート2035を取って最高記録を更新したため記録を残します。
構築経緯
S19の前半はS18で結果を残したザシアンを使ってみようと思い使っていたが、対策枠のヘイラッシャをどうしてもケアできなかった他、相手の禁伝対策として用意したディンルーやヘイラッシャの存在は容易に読まれてしまい、思うように戦うことができなかった。
これもあってピンポイントメタは腐り易く自分のプレイングスキルでは扱うのが難しいと考え、相手目線見えづらく、相手の禁伝に広く浅く対応出来る枠が必要であると考えた。ここで前期少し考えていたチョッキカイリューや鉄壁ブリジュラスの型を探し、こちらの記事(黒魔導士バドレックス - kanedyyのブログ)を見つけたためベースとすることとした。
黒バドを臆病に変更、白バドレックス+トリルガチグマに隙を与えないためにガチグマ→炎オーガポンとした他、ハッサムの増加が不快だったためカイリューのアイアンヘッド→炎のパンチとして構築は完成した。
バドレックス(黒馬) @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: くさ
特性: じんばいったい
性格: おくびょう
175-94-114(108)-217(252)-120-207(148+)
アストラルビット / サイコショック / ギガドレイン / トリック
S:最速ツツミ抜き
サイキックエスパータイプアイドル堀裕子枠。
元記事は悪テラス控えめスカーフ型であったが、スカーフミラコラやエナジーカミに抜かれることが多発したため最速エナジーツツミ抜きに変更。
バドレックスの選出は容易に読まれるため、刺さっているときは出し、刺さっていないときは出さないようになるべく一般ポケモンと同等の扱いをするようにしていた。
型はディンルー引き、ガチグマ引きに対して大きくリスクをつけることができるスカーフ草テラスギガドレイン型。撃ち合いには強めであったが、相手のカイリューに対して技が一貫しないのは失敗だった。
スカーフカイオーガに対してはめっぽう強く何度もイージーウィンを量産した。
カイリュー @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
197(244)-199(212+)-116(4)-108-126(44)-101(4)
しんそく / ほのおのパンチ / じしん / けたぐり
HD:臆病カミのムンフォをマルスケ込み確定2耐え
基本的な使い方は参考記事(黒魔導士バドレックス - kanedyyのブログ)参照。
主に特殊禁伝相手に後手から出して殴り合っていた。
基本選出でハッサムが非常に重かったため炎のパンチを搭載したが、6/20~6/27あたりは本当にハッサムに当たらずアイアンヘッドや投げつけるがあればと何度も後悔した。
最終日付近ではハッサムを大量に焼いてレートを盛ったため一長一短であると感じた。
パオジアン @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: わざわいのつるぎ
性格: いじっぱり
155-189(252+)-101(4)-99-85-187(252)
つららおとし / サイコファング / せいなるつるぎ / こおりのつぶて
普通のパオジアン。個人的に不意打ち択が苦手なため氷の礫を採用。
電気ミライドンに火力が足りなかったこともあるが、高速移動や瞑想に対しても行動できた他、ミリ残しハッサムをゴツメを触れずに突破したりもしたので一長一短。
サイコファング+不意打ちで耐久無振りウーラオスが落ちるのだが、今期はパングロの増加により耐久振りが体感多かったので影響は小さかったように感じる。
あらゆるポケモンを怯みで突破しうるつよくてかっこいいポケモン。
オーガポン(炎) @ かまどのめん
テラスタイプ: ほのお
特性: おもかげやどし
性格: いじっぱり
179(188)-189(252+)-105(4)-72-117(4)-138(60)
ツタこんぼう / パワーウィップ / がんせきふうじ / でんこうせっか
A:特化
S:準速テラパゴス(85族)抜き
H:余り
ぽに裕子枠。
受け系統のポケモンを叩くために採用。
参考記事(黒魔導士バドレックス - kanedyyのブログ)ではこの枠はガチグマであったが、遅いルナアーラやルギア、白バドレックスを叩きたいと思い準速テラパゴス抜きのオーガポンを採用。パワーウィップがバドレックス対策でBが薄めのディンルーやガチグマをワンパンし、特化炎テラスツタ棍棒で数々の遅い禁伝を葬った。
シーズン序盤に相対した初手ホウオウはテラス岩石封じで全員沈んでいったが、20日以降は誰も素で突っ張ることは無かったため技選択は要検討。
テラパゴスにパワーウィップを当てた試合は大体勝っていたので本当に自覚があり偉いポケモンだった。
皆もパワーウィップを当てよう。
ハバタクカミ @ ブーストエナジー
テラスタイプ: じめん
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
131(4)-67-89(108)-173(140)-156(4)-205(252+)
ムーンフォース / マジカルフレイム / ちょうはつ / いたみわけ
こちらの参考記事(黒魔導士バドレックス - kanedyyのブログ)のマジカルフレイム搭載版から変更なし。
対ミライドンではほぼ必ず先発してマジカルフレイムを撃っていた。
個人的には対テラパゴスでマジフレ+挑発+痛み分けが非常に優位に働き、シャドーボールよりも信頼性は高く感じた。
すぐ地面テラスを切ると裏のパオやウーラにぐちゃぐちゃにされるため細心の注意を払う。基本的にはミライドンはパオやカイリューで突破したい。
ブリジュラス @ たべのこし
テラスタイプ: みず
特性: じきゅうりょく
性格: わんぱく
193(220)-126(4)-187(156+)-130-93(60)-114(68)
ボディプレス / ヘビーボンバー / てっぺき / みがわり
対物理禁伝最終兵器。参考記事(黒魔導士バドレックス - kanedyyのブログ)からそのまま。
本当に強かった。物理禁伝に対面から負けることは基本的に急所以外なかった。
問題は裏の特殊ポケモンをどうするかで、ハバタクカミ即引きやガチグマ即引きをこちらの裏で対処できるかどうか考えて慎重に技を選択していた。
元記事ではアイアンヘッドを採用していたが、今期はアイアンヘッドで落としきれないほどHBを振ったハバタクカミが非常に多く感じたためヘビーボンバーを採用。これにより遭遇したカミは襷orテラス以外全てワンパンした。
アイアンヘッドが欲しい場面は特になかったので結果的に正解であった。
選出
基本選出
<対特殊禁伝>
・ミライドン
初手ハバタクカミ+カイリュー+パオジアン(orバドレックス)
アーマーガアなどパオカミカイリューで対処が難しい相手がいるときはバドレックスの選出を検討
・黒バドレックス
パオジアン、炎オーガポン、カイリュー、バドレックスから3体選出
基本的に初手はパオorオーガポン。襷を残せそうならパオジアンを後手から出していく。草orゴーストの一貫が通せそうならバドレックスを選出。
カイリュー+バドレックス@1
・テラパゴス
初手ハバタクカミ+オーガポン+カイリュー
・ルギア、ルナアーラ、ムゲンダイナ
パオジアン+オーガポン@1
パオジアンでテラスを切らせ、マルスケ・ファントムガードを剥がした後オーガポンで上からワンパンを狙う。
<対物理禁伝>
・コライドン
初手ハバタクカミ+ブリジュラス+カイリューorバドレックス
カミでコライのテラスを切らせた後、ブリジュラスで全抜きを狙う。
裏にガチグマやハバタクカミがいることが殆どなので、引かれた時に即負けしないよう裏で特殊ポケモンをケアできるようにカイリューorバドレックスを置くことが必要。
・ザシアン
オーガポン+ブリジュラス@1
基本的には初手で荒らした後ブリジュラスで詰めていく。ザシアンの電気テラスワイルドボルトは状況次第で無理。
・白バドレックス
オーガポン+ブリジュラス+カイリュー
オーガポンで初手テラスパワーウィップを撃ちワンパンを回避しつつ削りを入れていく。ミミッキュがトリルをしてくることも多いため、オーガポンの体力を見てカイリューorブリジュラスでトリルターンを稼ぐのかどうかを決める。
相手がガチグマを残すようならこちらのカイリューを残し、バドレックスを残すようならブリジュラス(トリルターンをやり過ごせるならオーガポン)を残す事が必要。
その他日食ネクロズマなどにもブリジュラスを選出する。
キツい相手
・黒バドレックス
最大の欠陥。チョッキカイリューがサイコショックで突破されることが増えた他、ステロを絡められるとパオジアンも容易に突破されるため最終的にはハバタクカミにシャドーボールがあったほうが良かったかもしれない。
・受けループ
ムゲンダイナにテラスを切らせればテラスオーガポンでゴリ押せる可能性が出てくる
・キラフロル
カイリューパオジアンがステロで削られて厳しい。ハバタクカミを合わせたい
・テラパゴス
毒びし+ステロと組み合わさった場合がほとんどで、重くないためカイリューのけたぐりもあまりダメージが入らない。オーガポンを合わせて可能な限り削りたい。
さいごに
メインロムレート2032、サブロムレート2034からスタートしたものの最終日はレートを3しか伸ばすことができずに非常に苦しむ結果となってしまったが、最高記録を更新できたことはひとまず噛み締めていきたい。
来季は潜れるかどうかわからないが、潜る場合相手の黒バドレックスの拒否を念頭に置いてPT作成・プレイングをしていきたいと思う。